ホームページ基礎知識
リニューアルについて
サイトリニューアルで一番多い依頼は、
「見た目かっこよくしてくれ」 「感じを変えたいんだけど」
という漠然としたものが実は圧倒的に多かったりします。

漠然としてはいますが、よくよく話を聞いていくと、結局企業側もどう表現していいかわからないだけで、大きい意味で「再構成・再構築」をして欲しいということに要約されるようです。ここでリニューアルを依頼する企業様が事前に知識として知っておくと「おっ」と思われるポイントをいくつか紹介します。

デザインについて
お互い時間をかけたくないという理由で、デザインはトップページのデザインを数点プレゼンして決定していくと思いますが、このときサブページ、つまり中に入ったページをどんな形にするつもりでいるか、イメージだけでも聞いておいたほうがいいでしょう。構成要素にどんな考え方を持っているディレクター・デザイナーなのかが分かります。また、最近では凝ったデザインより、シンプルで使いやすいというサイト構成が主流ですので、どう使いやすさを考えているか、動線をどう考えているか、テキストを盛り込んでSEOにも対応しているのかなど、デザインの説明の際はコンセプトや企業の考え方などが主になると思いますので、この辺の仕組みについて聞いておくと結構ノリノリで答えてくれますよ。

再構成について
一番多いのは、事業部ごとに平均的に満遍なく情報が入っている。または、何でもかんでも盛りだくさんという企業サイトです。確かに今はロングテールなどといわれて、マイナー情報を取り込んでいくことも効果を上げる要因になっていますし、SEO的には200ページを超えるサイトの方が良いとされてます。ただ、いる情報といらない情報の整理はこの機会にはっきりさせた方がよいです。日々の更新作業で膨大になってしまったサイトは、リニューアルという機会がないと、なかなか整理ができないものです。いる情報といらない情報の選別は、サイトの目的にあわせておこなうのがベストでしょう。また、現在ネット上で成功しているサイトは、専門特化されているサイトであるということも重要なポイントです。百貨店で成功しているサイトはほとんど見たことがありません。企業サイトであっても「専門店」になるよう、舵取りが必要になってきます。

サイトCIについて
サーバコストの低価格化が進んで、一社で数種類のサイト、ドメインを所有している企業が増えてきました。事業やプロジェクトごとで独立して展開しているケースが主に中堅企業に多く見受けられます。このサイト、まったくばらばらで、統一していない、共通項がないということが非常に多いです。ネットを一つのメディアとして考えた場合、露出係数の強弱は非常に重要なポイントになってきますので、できればCI的にポイントだけでもいいので、統一部分を作っていった方がいいです。

本当はまだいろいろあるのですが、ややこしくなってきますので、大枠のところでザクッと解説しました。ぜひ参考にしてみてください。