Web業界ってなに? フリーランスって何者? 私もフリーになってみたい!という奇特な方へ、ためになるかどうか分からない基礎情報をお届け
マーケティングってなに ?
「なんで人は物を買うの?」ということを考えるのがマーケティングの基本。
Webだけでなく、経済活動全般にわたって、マーケティング概念は非常に重要ですよね。
フリーランスでやっていくなら、絶対に勉強しておかなければいけないものの一つだと私は思ってます。 他の仕事にだって使えちゃいますのでお得です。
マーケティング概念については、デザインを個人がどう解釈しているかによって、賛否が分かれるところなのですが、あなたはどうですか? なるべく短い言葉で簡単に言えますか? 言えるように突き詰めて考えてくださいね。突き詰められないと潰しの効かない人間になってしまいますよ。
ある人は「デザインはアートだ」といい、またある大先生は「デザインはマーケットだ」といいます。「デザインは文化だ」と言った先輩もいました。皆一説持っていて、論理的な説明と説得力を持ってます。語りだしたら朝までコース決定です。
私は「デザインは販売だ」と思ってます。
だからマーケティングはとても重要なものだと思っているわけです。正直反対だと思う方はこのページは飛ばしてください。だって皆、持論を持っていて、それぞれ重要なものが違うんですから。
さて、マーケティングですが、本気で首を突っ込むと、とっても細分化されていて、難しい学術的な世界です。多分本当の意味でマーケティングを理解している人というのは世界で10人もいないのではないでしょうか? 私だって、ホントは分かってない一人でしょう。私はマーケットの中で、現実的な概念としてマーケティングを学びましたので、 学問的なものとはちょっと違っているかもしれません。
ちなみに私は物事をなるべく簡単に考えるように心がけてます。京セラの創設者稲盛和夫氏の「できないやつほど物事を難しく考える」という言葉にものすごくモロモロ思い当たる節がザクザクあったので、それ以来なるべく簡単簡潔に考えるようにしています。ですからここでもマーケティングをなるべく簡単な言葉で説明します。
ではマーケティングとは何か、と問われれば、こう答えます。
マーケティングとは、「顧客の需要の分解と再構築」。もっと簡単な言葉で言えば、「差別化」です。
いろんな意味や説明がホントはありますが、全部省きます。別にケチっているわけじゃなくて、自分で調べて咀嚼して解釈しないといけないことだからです。
これにいろいろ肉付けがされ、細分化され、統計学が加わり、市場原理や嗜好性、時代性、政治経済、テクニックがてんこ盛りされてくるわけです。ですからこれが私の結論です。
もともとマーケティングは黒い自動車ばかりしかなかった市場でGMが赤い自動車を発売して爆発的にヒットしたことがマーケットで始まった最初の事例なわけですから、基本から大きく離れていくことはないですよ。
ものすごく簡単に書きましたが、 基本であり核心であり結論でもあると思ってます。
これを機会に、デザイナーはマーケティングを勉強しなくちゃ、とちょっと思ってくれればうれしいです。あんまりライバルが増えちゃうといけないのでほどほどにね。 難しく考えないで、なるほどぉと思えるようなハウツウとまずは出会っちゃえばいいんです。
とりあえず、本屋へ向かって、なるべく薄い読んでて眠くならないマーケティング入門書を買ってみてください。「あっ買っちゃった!」みたいなタイトルの方が入りやすいかもね。